〔blog〕安全な橋を支える秘密 👀- 地中に隠された橋台の施工プロセス

こんにちは!中村土建の広報担当です。

今回は、皆さんが普段見ることのない橋の重要な部分、地中に埋まる「橋台」の施工プロセスを詳しくご紹介します。

この橋台がどのようにして橋の安全を支えているのか、一緒に見ていきましょう。

施工の初めの一歩: 土留めと杭打ち

工事が始まる前にはまず、地盤より下に構築する橋台に備えて作業箇所に矢板を打ち込み、土砂崩壊を防ぎます。

次に、橋の両側に長さ28mの鋼管杭を4本ずつ、合計8本打ち込むことで、基礎をしっかりと支えます。

これにより、橋台が安定した土台の上に築かれます。

橋台の構築: 掘削から鉄筋組立て

杭打ちが完了した後、橋台を作るための掘削作業を行います。

掘削が終わると、次は橋台の鉄筋を組み立て、型枠を組んで生コンクリートを流し込みます。

この段階で橋台の主要な形が形成されます。

橋台完成: 生コンクリートの養生と土台上部の構築

生コンクリート打設後、コンクリートに所定の強度が発現するまで養生を行います。

続いて、土台上部に立ち上がり壁を構築し、橋台全体を完成させることで、強固な構造が橋をしっかりと支えられるようになります。

完成後のプロセス: 埋戻しと地盤の安定化

橋台の構築が終わった後は埋戻しを行い、土を入れて転圧します。

最後に地盤沈下を防ぐための土留め充填材を施工し、矢板を抜きます。

これで、橋台は地中に埋もれ、その上に橋本体の工事に進んでいきます。

最後に

今回ご紹介した「橋台」の施工は、見えないところで行われますが、橋の安全と耐久性を支える非常に重要な役割を担っています。

こうした基礎工事が、安全で丈夫な橋づくりにつながっているのですね!

 

橋本体の完成記事はこちら➡湖西東細谷線道路改築工事 | 中村土建株式会社