1953年の創業以来、およそ70年に渡り湖西市の土木・建築を手がけてまいりました。その実績が信頼と技術の証です。
Nakamuradoken ©︎
Civil Engineering
土木工事
私たちはまず工事の目的を理解するところからはじめます。
公共工事はもちろん民間土木工事においても工事自体には目的があります。「そもそも、なんのために工事をするのか?」ここを蔑ろにしてはいけないと私たちは考えています。
中村土建の土木工事はお客様に工事の根幹であるこの目的を詳細に確認させていただくヒアリングからはじまります。目的が理解できれば、お客様と同じ視点に立って仕事にあたることができ、発注されたお客様の意図を正確に汲み取ることで、その工事ではどこに重点的に配慮しなければならないのかが決まってきます。
公共土木工事や民間の土木工事は何かしらの問題を解決するためや、企業様がより成長していくためなど、お客様が定めた目的達成のために必ず行われます。そこを正しく現場が理解すること。それが工事過程や完成物の品質に広く反映してきます。
「とにかく良い物を作ればいい」という職人気質なものの考え方、自己満足なスタンスは古い考え方です。お客様が根本的に何を求めて工事をはじめているのかという目的(ニーズ)を正確に理解し、ここをもっとこうしたいという要求(ウォンツ)を聞きながらお客様の理想へと近づける。ニーズとウォンツをしっかりと区別してお客様のご要望を反映し、時には、別の視点からのご提案をさせていただきながら進めていく土木工事こそが、弊社が湖西市という地域で長年、信頼と実績を重ねることができた秘訣です。
わが社のスタッフは現場の監督も、現場に入る技術者も、手がけている工事が何のために行われ、何に寄与するのかをよく認識した上で全力で現場にあたります。全スタッフがこのマインドを持ち、共有し、より高品質なものづくりへと導きます。
湖西市で70年。地域の未来を描き、伝える役目。
「目的を知る」ということは、ものをつくる過程はもちろんのこと、近隣住民への配慮などにも大いに影響します。
たとえば、公共工事の場合は工事をする際に近隣住民の方へのPRが求められる時代です。これは簡単に言えば、この土木工事をすることで、周辺の方々の生活がどう変わるのかをアピールするということです。これは当たり前のことのように思いますが、公共工事の場合でも何のためにやっているのかが近隣住民の方に届いていないことが多くありました。工事で作るものがあまりに複雑で難しいことや、これまでの施工土木業者が怠ってきたことも、もちろん否めません。
より良い社会インフラができれば、より良い税金の使われ方になり、結果として県民、市民、地域住民の利便性が向上するはずです。中村土建は公共工事に携わる者として、公共工事の意図目的をPRしてまいります。
お客様が抱えている諸事情はいろいろあります。いろいろな工程の中で、予算であったり、工期であったりと、制約というものは存在します。そんな中でも、最大限良いものに近づけるためには、目的とは何か?を私たちが理解し、必要な事柄を重点的に工事に反映させることが、大切と考えています。
施工管理・現場監督の仕事はお客様に優先順位をつけてもらうサポートをすることも重要な役割です。予算、工期などの制約の中で、私たちと相談して、コミュニケーションをとっていく中で、お客様側も優先順位が見えてくるはずです。目的にそって考えることで、何を選択するべきかが自然と決まっていきます。当然、何かを切り捨てなければならない時も出てきます。
お客様の知らない知識、積み重ねたノウハウから、コストダウンの方法、工法選び、プランニングなど、事業をより最適な方向へ促すためのご提案をさせていただきます。理論上は成立しているプランも現実的でなかったり、周りの環境リスクをヘッジできていなかったりと机上では見えないものが現場には多くあります。
そこも踏まえ、私たちはお客様が真に満足できる工事を行うための創意工夫と技術提案をさせていただきます。綿密なコミュニケーションによる相互理解をすすめ、着前からお客様が工事の成功をイメージでき、安心できること。それが私たちの理想です。